VRChatの年齢制限を解説!バレる?確認方法は?

VRChat 年齢制限 コミュニティ・文化
引用:VRChat公式

VRChatの利用を検討する際、多くの方がVRChatの年齢制限について疑問を持つのではないでしょうか。アカウント登録時に生年月日を入力する必要があるため、この情報が非公開のままなのか、それとも他ユーザーに公開されるのか気になるかもしれません。

特に、プロフィールから年齢がバレる可能性や、新しく導入された年齢確認の仕組み、そして年齢制限ワールドへの参加方法など、知っておきたい点は多岐にわたります。

この記事では、VRChatの年齢に関するルールを徹底的に解説します。

 

この記事を読めばこんなことが分かる
  • VRChatを利用できる具体的な年齢と条件
  • アカウント登録した生年月日が公開されるかどうかの真実
  • 年齢確認システムの仕組みとメリット・デメリット
  • 年齢に関する規約違反とそれに伴うリスク

VRChatの年齢制限に関する基本ルール

  • 13歳未満は利用できない
  • 13歳以上は保護者の同意が必要
  • アカウント登録で生年月日は必須
  • 生年月日は非公開?公開される?
  • 年齢詐称などの禁止行為について

13歳未満は利用できない

VRChat 年齢制限

引用:VRChat利用規約

VRChatを利用するためには、最低でも13歳以上である必要があります。これはVRChatの利用規約で明確に定められている絶対的なルールです(参照:VRChat利用規約

なぜなら、VRChatは不特定多数のユーザーと自由にコミュニケーションが取れるプラットフォームであり、そこには成人向けのコンテンツや複雑な社会的交流が含まれる可能性があるからです。13歳未満のユーザーをこれらのリスクから保護するため、運営側が設定した重要な基準となっています。

例えば、グローバルなコミュニケーションの場では、文化や価値観の違いから予期せぬトラブルに遭遇することも考えられます。このような状況に適切に対処する判断力やリテラシーが、低年齢のユーザーにはまだ十分に備わっていないという判断から、この年齢制限が設けられています。

したがって、13歳に満たない場合はVRChatを利用することができません。

13歳以上は保護者の同意が必要

VRChat 年齢制限

引用:VRChat利用規約

13歳になったからといって、誰もが無条件でVRChatを始められるわけではありません。

13歳以上であっても18歳未満のユーザーがVRChatを利用する場合、必ず親権者や後見人といった保護者の同意を得ることが利用規約で義務付けられています。

これは、未成年者がプラットフォームを利用する上での最終的な責任を保護者が負うことを意味します。VRChat内での交流やコンテンツの購入など、あらゆる活動に対して保護者が監督・保証する立場にあるのです。

具体的に、保護者はVRChatの利用規約を自身で読み、その内容に同意した上で、子どもに利用を許可する形となります。もし子どもが規約違反や金銭的なトラブルなどを起こした場合、その責任は同意した保護者が負うことになります。

このため、ただ口頭で許可するだけでなく、保護者がVRChatのリスクを理解した上での同意が求められます。

アカウント登録で生年月日は必須

VRChat 生年月日 非公開 公開される

 

VRChatのアカウントを作成する際には、必ず自身の正確な生年月日を登録する必要があります。これは、前述の年齢制限ポリシーをシステム側で適用するための基本的な手続きとなります。

主な理由として、VRChatは米国の法律、特に児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)などを遵守する必要があるためです。この法律は、13歳未満の子どもから個人情報を収集することを厳しく制限しており、生年月日の登録は、ユーザーが13歳以上であることを確認するための第一歩となります。

このように、生年月日の登録は単なる個人情報の入力ではなく、ユーザー自身がVRChatの利用資格を満たしていることを宣誓するプロセスの一部です。ここで虚偽の情報を入力することは、次の項目で解説する禁止行為に該当するため、注意が必要です。

生年月日は非公開?公開される?

アカウント登録時に提供した生年月日が、他のユーザーに見られてしまうのではないかと心配する方もいるかもしれません。しかし、登録した生年月日がプロフィールなどで直接公開されることは一切ありませんので、安心してください。

VRChatがユーザーの生年月日情報を保持する目的は、あくまで年齢制限の遵守を確認するためであり、プライバシー保護には最大限の配慮がなされています。この情報はVRChatのサーバーで管理され、他のユーザーが閲覧できる形で表示されることはありません。

ただし、後述する「年齢確認」システムを利用した場合、プロフィールに「18歳以上である」という証明バッジを表示することは可能です。

この場合でも、表示されるのは「18歳以上」というステータスのみであり、具体的な年齢や生年月日が公開されるわけではありません。要するに、個人を特定する詳細な情報が意図せず漏れる心配はないということです。

年齢詐称などの禁止行為について

VRChatでは、利用規約において年齢や生年月日を偽って登録する行為を明確に禁止しています。13歳未満のユーザーが年齢を偽ってアカウントを作成したり、保護者の同意が必要なユーザーがそのプロセスを無視したりすることは、重大な規約違反とみなされます。

このような行為は、プラットフォームの安全性を揺るがすだけでなく、ユーザー自身を予期せぬリスクに晒すことにも繋がります。運営側は、コミュニティ全体の安全と健全性を維持するために、年齢に関するルールを厳格に適用しています。

もし年齢詐称が発覚した場合、アカウントの一時的な停止から、悪質なケースでは永久的な利用禁止(BAN)に至る厳しい措置が取られる可能性があります。軽い気持ちで年齢を偽る行為は、VRChatでの楽しい体験をすべて失う結果を招きかねないため、絶対に避けるべきです。

VRChatの年齢制限と関連機能

  • VRChat+の年齢確認システム
  • 年齢確認で必要になるもの
  • 年齢制限ワールドへの参加条件
  • 年齢確認バッジの表示について
  • プロフィールから年齢がバレる可能性は?
  • VRChatの年齢制限を守って楽しもう

VRChat+の年齢確認システム

VRChatでは、より信頼性の高いユーザー間の交流を促進するため、有料サブスクリプション「VRChat+」の加入者向けに年齢確認システム「Age Verification」を導入しています。

これは、ユーザーが任意で自身の年齢が18歳以上であることを証明できる機能です。

このシステムの主な目的は、成人ユーザーが安心して交流できる環境を提供することにあります。年齢確認を完了したユーザーだけが参加できる特別なインスタンス(ワールド)を作成・利用できるようになり、より成熟したコミュニティを形成する一助となることが期待されています。

現在のところ、この機能はVRChat+メンバー限定で提供されていますが、将来的には対象者が拡大される可能性も示唆されています。なお、年齢確認は完全に任意であり、この手続きを行わなくてもVRChatの基本的な機能はこれまで通り利用可能です。

年齢確認で必要になるもの

VRChat 年齢確認

年齢確認プロセスを完了するためには、いくつかの準備が必要です。この手続きは、信頼性の高い第三者認証サービス「Persona」を通じて行われます。

具体的には、以下の2点が必要となります。

公的な身分証明書

本人確認のため、政府が発行した顔写真付きの身分証明書の提出が求められます。日本在住のユーザーの場合、主に以下のような書類が利用可能です。

  • 運転免許証

  • パスポート

  • マイナンバーカード

  • 在留カード

スマートフォンまたはウェブカメラ

手続きの過程で「ライブネスチェック」と呼ばれる、本人の顔をスキャンする工程があります。これは、提出された身分証明書が本人のものであることを確認し、なりすましを防ぐためのものです。このため、カメラ機能を備えたデバイスが必須となります。

これらの情報を提供すると、Personaが認証を行い、その結果(年齢が18歳以上であるかという事実のみ)がVRChatに連携される仕組みです。

年齢制限ワールドへの参加条件

VRChat 年齢制限ワールド

年齢確認システムを完了することで得られる最大のメリットの一つが「年齢確認済みインスタンス」への参加資格です。これは、ワールドを作成する際に「18歳以上の年齢確認を完了したユーザーのみ参加可能」という特別な制限をかけることができる機能です。

参加するための条件は非常にシンプルで「VRChatの年齢確認プロセスを完了し、18歳以上であると認証されていること」だけです。この条件を満たしていないユーザーは、たとえフレンドからの招待であっても、そのインスタンスに入ることはできません。

これにより、例えば「大人だけで落ち着いて話したい」「成人向けの少しデリケートな話題について議論したい」といったニーズを持つユーザーが、安心して集まれる場所を確保できます。

ただし、注意点として、年齢制限ワールド内であってもVRChat全体の利用規約やコミュニティガイドラインは引き続き適用されます。禁止されているハラスメントや違法行為が許可されるわけではありません。

年齢確認バッジの表示について

年齢確認を無事に完了させると、自身のプロフィールに認証済みであることを示す特別なバッジを表示できるようになります。このバッジの表示方法は、ユーザーが任意で選択可能です。

表示オプション 説明
年齢確認済み (18+) プロフィールに「18歳以上であること」が認証された旨のバッジが表示されます。
年齢確認済み 18歳未満のユーザー、または18歳以上でも詳細を伏せたい場合に表示される汎用的な確認済みバッジです。
非表示 (Hidden) 年齢確認は完了しているものの、プロフィール上には一切バッジを表示しない設定です。自分にのみ表示されます。

このように、ユーザーは自身のプライバシーポリシーに合わせて表示レベルを調整できます。例えば、年齢制限ワールドには参加したいけれど、普段の交流相手に年齢情報を積極的に開示したくない場合は「非表示」を選択するといった使い方が考えられます。この設定はいつでも自由に変更することが可能です。

プロフィールから年齢がバレる可能性は?

VRChat 年齢制限 バレる

年齢確認機能の導入により、間接的に年齢が推測される可能性はありますが、具体的な年齢が「バレる」ことはありません。

最も懸念されるのは、前述の「年齢確認済み (18+)」バッジでしょう。このバッジがプロフィールに表示されていると、他のユーザーはその人が少なくとも18歳以上であると認識できます。

しかし、これが20歳なのか50歳なのか、といった具体的な年齢情報を示すものではありません。あくまで「成人である」という事実を証明するに留まります。

一方で、VRChat内での言動や興味の対象、あるいは連携しているX(旧Twitter)などのSNSアカウントから、年齢層が推測されることはあり得ます。年齢情報を完全に秘匿したい場合は、バッジを非表示に設定するとともに、オンラインでの振る舞いにも注意を払うことが大切です。

VRChatの年齢制限を守って楽しもう

この記事で解説したVRChatの年齢制限に関する重要なポイントを、以下にまとめます。

  • VRChatの利用は13歳以上が絶対条件
  • 13歳以上18歳未満の利用には保護者の同意が必須
  • アカウント作成時に登録した生年月日は他ユーザーには公開されない
  • 年齢を偽って登録する行為は重大な規約違反
  • 規約違反が発覚するとアカウント停止や永久BANの可能性がある
  • 有料のVRChat+加入者向けに任意の年齢確認システムがある
  • 年齢確認には政府発行の顔写真付き身分証明書が必要
  • 手続きにはカメラ付きのデバイスでの顔スキャンも含まれる
  • 認証が完了するとプロフィールに「18歳以上」などのバッジを表示可能
  • バッジの表示・非表示は自由に設定できる
  • バッジで具体的な年齢が公開されることはない
  • 年齢確認済みユーザーは18歳以上限定のワールドに参加できる
  • 年齢制限ワールド内でもVRChatの利用規約は遵守する必要がある
  • 年齢確認をしなくてもVRChatの基本機能は利用可能
  • ルールとマナーを守ることが安全で快適なVRChatライフの鍵となる
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