VRChatで特定の人との関係に悩み、ブロック機能について調べていませんか。ブロックのやり方や、ブロックされるとどうなるのか、また、その操作が相手にバレるのかといった点は非常に気になりますよね。
さらに、ブロックした相手の一覧や解除方法、自分がブロックされたかの確認手順、そしてフレンドのままブロックができるかどうかも知っておきたいポイントです。ブロック後に相手が検索結果に表示されるのかなど、細かな仕様に関する様々な疑問があるかもしれません。
この記事では、VRChatのブロック機能に関するあらゆる疑問に答え、あなたが安心してVRChatを楽しむための知識を詳しく解説します。
- ブロック機能の基本的な効果と仕様がわかる
- ブロックのやり方と解除、一覧の確認方法がわかる
- ブロックしたことやされたことの確認手段がわかる
- 日本人コミュニティにおけるブロックの注意点がわかる
VRChatのブロック機能の基本を解説
このセクションでは、VRChatのブロック機能がどのようなものか、基本的な仕組みから具体的な操作方法までを解説します。
- VRChatにおけるブロックとは?
- ブロックされるとどうなるか具体的に解説
- 具体的なやり方を紹介
- ブロックしたことは相手にバレるのか
- ブロック後に相手を検索するとどうなるか
VRChatにおけるブロックとは?
VRChatにおけるブロックとは、特定のユーザーとのコミュニケーションを完全に遮断するための自己防衛機能です。この機能を使用することで、不快な言動や迷惑行為から自身を守り、より快適にVRChatを楽しむことができます。
ブロックを実行すると、対象ユーザーのアバター、声、アバターから発せられる音やパーティクル(光の粒子などのエフェクト)といった、視覚的・聴覚的な情報がすべて表示されなくなります。これは一方的なものではなく、相手側からもあなたの情報が同様に表示されなくなる、相互的な遮断措置です。
VRChatでは、様々なユーザーとの交流が魅力ですが、時には相性が合わない相手や、不快に感じる相手と遭遇することもあります。そのような場合に、ブロック機能は自分の精神的な安全を確保するための有効な手段となります。
ただし、後述するように日本人コミュニティでは人間関係が複雑に繋がりやすいため、利用には慎重な判断も求められます。

似てる機能でも使いどころは違うんです。比較表を作ったのでチェックしてみてください
機能 | 主な効果 | 相手への影響 | バレる可能性 |
ブロック | 相互に姿・声・演出を完全に遮断 | 相手からもこちらが見えなくなる | 高い |
ミュート | 相手の声だけを聞こえなくする | 相手は通常通り話せる | 中程度 |
アバター非表示 | 相手のアバターを非表示にする | 相手は通常通り行動できる | 低い |
セーフティ機能 | ランク等で一括して表示を制限 | 対象者全員に適用される | 低い |
ブロックされるとどうなるか具体的に解説
ブロック機能は相互に作用するため「ブロックされる」ということは、相手からも自分が見えなくなり、声も聞こえなくなる状態を指します。システム上、お互いが存在しないかのように扱われるため、同じワールドの同じインスタンスにいても、互いの存在を認識することはできません。
この仕様は、時として少し奇妙な状況を生み出すことがあります。
例えば、共通のフレンドAさんと、あなたがブロックした(された)Bさんが同じ場所にいるとします。フレンドAさんがBさんに向かって話しかけている時、あなたの視点からは、Aさんが誰もいない空間に向かって話しているように見えます。
会話の中でBさんの名前が出れば、そこにBさんがいるのだと推測できますが、その姿や声を確認することは不可能です。
このように、ブロック機能は対象者を自分のVRChatの世界から完全に切り離す強力な効果を持ちます。一方で、共通のフレンドがいる場合には、周囲に気を遣わせてしまったり、場の雰囲気が気まずくなったりする可能性も考慮する必要があります。

ブロックは自分を守る行動のひとつ。けれど、周りに少し影響することもあるんだな、と理解しておくと安心です
具体的なやり方を紹介
VRChatでユーザーをブロックする操作は、クイックメニューから簡単に行うことができます。ユーザーが不快な行動を取った際に、迅速に対応できるよう設計されています。
ブロックの手順
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クイックメニューを開く: まず、VRChatのメニューを開きます。
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ユーザーを選択する: ブロックしたい相手のアバターにカーソルやコントローラーを向け、クリックまたはトリガーを引いて選択します。すると、そのユーザーに対する操作メニューが表示されます。
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ブロックを実行する: メニューの中から「Blocked」という項目(盾に斜線が入ったアイコンの場合もあります)を選択します。これでブロック処理は完了です。
この操作により、即座に対象ユーザーの姿や声があなたの環境から消え、相手からもあなたの存在が見えなくなります。デスクトップモードでもVRモードでも、基本的な手順は同じです。一度ブロックすると、後述する方法で解除しない限り、その効果は継続します。
ブロックしたことは相手にバレるのか
ブロックを実行した際に、相手に対して「〇〇さんがあなたをブロックしました」といった直接的な通知が送られることはありません。
しかし、間接的にブロックされたことに気づかれる可能性は非常に高いと考えられます。
その理由は、ブロックが相互に作用し、お互いの存在がVRChat上から消えるためです。例えば、直前まで会話していた相手が突然目の前から消え、声も聞こえなくなれば、多くの場合は回線落ちか、ブロックされたかのどちらかだと推測するでしょう。
また、データベースの情報によれば、相手があなたのことを「お気に入りフレンド」に登録していた場合、あなたがブロックすると相手のお気に入りリストからあなたの名前が消えるため、即座にブロックしたことが伝わってしまいます。
さらに、共通のフレンドを介して状況が伝わることもあります。ブロックされた側が共通のフレンドに「〇〇さんの姿が見えないのだけど、そこにいる?」と尋ねることで、ブロックの事実が明らかになるケースは少なくありません。

ブロックは秘匿性の高い機能ではなく、相手に伝わる可能性が高い行為であると認識しておくべきです。
ブロック後に相手を検索するとどうなるか
ユーザーをブロックすると、VRChat内の検索機能を使っても、相手を見つけることができなくなります。これは、ブロックが単なる表示のオンオフではなく、ユーザー間の接続をシステムレベルで遮断するためです。
あなたが相手の名前やIDを正確に入力して検索を実行しても、検索結果には「ユーザーが見つかりません」といった趣旨の表示がされ、プロフィールにアクセスすることはできません。これは相手側からあなたの名前を検索した場合も同様で、お互いに検索上でも存在しない扱いとなります。
この仕様は、ブロックした相手との接点を完全に断つという点では有効です。しかし、デメリットとして、もし後からブロックを解除したくなった場合に、相手の正確な名前を忘れてしまうと再検索が困難になるという点が挙げられます。

現在のバージョンではブロックしたユーザーの一覧を確認できるため、この問題は解消されています。
VRChatのブロック機能の管理と注意点
ブロック機能は便利ですが、使い方を誤ると人間関係のトラブルに発展することもあります。ここでは、ブロックしたユーザーの管理方法や、日本人コミュニティ特有の注意点について掘り下げていきます。
- ブロックしたユーザーの一覧を見る方法
- 自分がブロックされたかどうかの確認方法
- ブロックした相手の解除はできるのか
- フレンドのままブロックは可能か
ブロックしたユーザーの一覧を見る方法
過去のVRChatではブロックしたユーザーの一覧を確認する機能がなく、誰をブロックしたか覚えておく必要がありましたが、現在ではシステムが改善され、簡単に一覧を確認できるようになりました。
一覧の確認手順
この一覧画面では、ユーザー名やアイコンを確認できるため、誤ってブロックしてしまったユーザーがいないか、あるいは過去にブロックした相手との関係を見直したい場合などに役立ちます。

操作ミスでブロックしてしまうこともありうるので、定期的に確認しておくことをおすすめします。
自分がブロックされたかどうかの確認方法
自分が誰かからブロックされたかどうかを直接的に確認する公式な機能は、VRChatには用意されていません。これはユーザーのプライバシーを保護するための仕様と考えられます。したがって、ブロックされたかどうかは、様々な状況証拠から推測するしかありません。
以下に、ブロックされた可能性を示唆する状況をいくつか挙げます。
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特定のユーザーの姿が突然見えなくなった: ワールドから退出した様子がないにもかかわらず、特定のフレンドやユーザーのアバターだけが見えなくなった場合、ブロックされた可能性があります。
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フレンドリストから名前が消えた: フレンドだったはずの相手が、自分のフレンドリストからいなくなっている場合、相手がフレンド解除したか、あなたをブロックした可能性が考えられます。
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共通のフレンドとの会話の齟齬: 共通のフレンドが、そこにいるはずの相手の名前を話しているにもかかわらず、自分にはその相手の姿が見えない・声が聞こえない場合、ブロックされている可能性が非常に高いです。
これらの状況が重なった場合、ブロックされていると判断してよいでしょう。

身に覚えがない場合は理由が気になるかもしれませんが、相手には相手の事情があると考え、深追いしないことが賢明かもしれません。
ブロックした相手の解除はできるのか
一度ブロックしたユーザーを、後から解除することは可能です。関係が修復されたり、誤ってブロックしてしまったりした場合でも、簡単な操作で元に戻すことができます。
解除の手順は、ブロックリストの確認方法とほとんど同じです。
操作が完了すると、即座にブロックが解除され、お互いの姿や声が再び認識できるようになります。ただし、ブロックによってフレンド関係は自動的に解除されているため、再びフレンドになりたい場合は、改めてフレンド申請を送る必要があります。

一度失われた信頼関係は元に戻らない可能性もあるため、解除の判断は慎重に行ってくださいね。
フレンドのままブロックは可能か
結論から言うと、VRChatのシステム上「フレンド関係を維持したまま特定のユーザーをブロックする」ことはできません。ブロック機能は、フレンド解除を含む、より強力な関係遮断措置として位置づけられています。
ユーザーをブロックする操作を行うと、もしその相手とフレンド関係にあったとしても、その関係は自動的に解除されます。システムが「ブロックするほどの相手とはフレンドではいられない」という前提で設計されているためです。
もし「相手の姿は見たくないが、フレンド関係は解消したくない」といった複雑な状況にある場合、ブロック機能は適していません。その代わりとして、ユーザーごとに設定できる「アバター非表示(Hide Avatar)」や「ミュート(Voice Off)」といった機能を利用するのがよいでしょう。
これらの機能であれば、フレンド関係を維持したまま、一時的に相手のアバターや声だけを非表示にできます。状況に応じて、ブロック以外の機能も柔軟に活用することを検討してみてください。
トラブルを避けるVRChatのブロックの使い方
- VRChatのブロックは最終手段として考える
- 日本人コミュニティは繋がりが密接であることを意識する
- 安易なブロックは意図せず友人の友人を遮断する可能性がある
- ブロックの前にまずはワールド移動やインスタンス変更で距離を置く
- 相手が一時的な感情で行動している可能性も考慮に入れる
- ブロックだけでなくミュートやアバター非表示といった他の機能の活用も検討する
- ブロックした事実が相手に伝わるとトラブルが悪化するケースもある
- ストーカー行為など明確な迷惑行為にはためらわずブロック機能を活用する
- ブロック理由を第三者に話す際は個人名を伏せるなどの配慮が望ましい
- ブロックした後は相手のことを考えすぎず他のフレンドとの時間を大切にする
- 感情に任せてブロックした相手の悪口を周囲に言うのは避ける
- ブロックリストは定期的に確認し誤操作や心変わりの有無をチェックする
- ブロックの解除は相手との関係性をよく考え慎重に判断する
- ブロックは自分を守るために与えられた正当な権利であると理解する
- 判断に迷う場合はその場にいる信頼できる人に状況を相談するのも一つの方法