人気VRヘッドセット「PICO4」の販売終了が広まっています。
高性能で使いやすかったPICO4がなぜ販売終了となったのか、その背景には後継機PICO4 Ultraの登場が大きく関係しています。
この記事では、PICO4の販売終了の理由を深掘りするとともに、今から入手したい場合のPICO4の中古市場の状況や、どこで売ってるのかを調査します。
さらに、PICO4の代わりとなる最新の代替機種についても詳しく比較・解説します。
\PICO4は在庫限り!/
PICO4の販売終了の背景と理由
- PICO4とはどんな機種だったか
- PICO4はなぜ販売終了したのか
- 後継機PICO4 Ultraの登場
- PICOの製品戦略の転換
PICO4とはどんな機種だったか
PICO4ハンズオン
第一印象としては「軽い」だ、重心バランスが整っていて軽く感じる
あとは安いが故に仕方ないが、全体的にQuest2よりチープな質感をしている、実用上では問題無いが pic.twitter.com/nmMfK5CK24— ラック@大衆食堂へらぶな店主 (@Name_is_Luck_) November 22, 2023
PICO4、バッテリーを後頭部に配置してバランス絶妙、もちろん単独駆動もできるしSteamVR無線接続もいける、わりと最高、値段も安い pic.twitter.com/hxTTNqjLsB
— すまほん!! (@sm_hn) July 1, 2024
PICO4は、2022年にリリースされ、軽量設計と高解像度で人気を博したVRヘッドセットです。
当時、市場で大きなシェアを持っていたMeta Quest 2の強力なライバルとして登場し、特に装着感の良さが多くのユーザーから評価されました。
バッテリーを後頭部に配置する設計を採用することで、前後の重量バランスが非常に優れており、長時間の使用でも疲れにくい点が大きな特徴でした。
また、4K解像度(片目2160×2160)の鮮明なディスプレイも魅力で、VR体験への没入感を高めていました。

PICO4は価格と性能、快適性のバランスが取れた機種として、今でも現役で多くのVRChatユーザーに愛されています。
PICO4はなぜ販売終了したのか
PICO4が販売終了した最大の理由は、高性能な後継機が登場したことによる世代交代です。
メーカーであるPICOが、より高性能な新モデル「PICO 4 Ultra」の販売に注力するため、旧モデルにあたるPICO4の生産を完了したと考えられます。
実際に、PICO公式サイトやビックカメラ.COMなどの大手家電量販店のWEBストアでは「販売を終了しました(生産完了)」と明記されています。2025年現在、新品の正規流通は事実上停止している状態です。
これは、技術の進歩が非常に早いVR市場において、最新機種にリソースを集中させるというメーカーの戦略的な判断です。したがって、PICO4の販売終了は、製品ラインナップの刷新に伴う自然な流れと言えます。
後継機PICO4 Ultraの登場
PICO4の販売終了を決定づけたのは、後継機であるPICO4 Ultraの圧倒的な進化です。
PICO4 Ultraは、PICO4の単なる上位モデルではなく、性能が根本から見直された新世代のデバイスとして登場しました。
最も大きな違いは、搭載されているチップセットです。PICO4 Ultraは最新の「Snapdragon XR2 Gen 2」を採用しました。
これにより、PICO4が搭載していた「Snapdragon XR2 Gen 1」と比較して、CPU性能が約20%、GPU性能(グラフィック処理能力)は約250%(2.5倍)も向上しています。
また、MR(複合現実)体験の核となるパススルー機能も劇的に進化しました。PICO4のパススルーはモノクロでしたが、PICO4 Ultraは3200万画素の高精細カラーカメラと深度センサーを搭載し、現実空間をより自然で立体的に映し出せます。
このように、PICO4 Ultraが次世代の体験を提供するため、PICO4はその役割を終えることになったのです。
PICOの製品戦略の転換
PICOの親会社であるByteDance(TikTokの運営元)の製品戦略が転換したことも、PICO4販売終了の一因です。
PICOは近年、従来の「VRゲーム専用機」という位置づけから「MRや空間コンテンツも楽しめる多機能デバイス」へと戦略の軸足を移しています。
これは、デバイスをゲームだけでなく、教育、ビジネストレーニング、フィットネス、さらには日常のコミュニケーションツールとしてまで普及させたいという狙いがあるためです。
この戦略において、高性能なMR機能を持ち、現実空間とデジタルを融合できるPICO 4 Ultraは非常に重要な製品となります。
その結果、純粋なVR体験が中心だったPICO4はラインナップ上での優先度が下がり、生産を終了して新戦略に合致するUltraシリーズへ移行するという判断に至ったと推測されます。
PICO4の販売終了後の入手と代替
- PICO4はどこで売ってる?
- PICO4の中古品購入はアリ?
- PICO4の代わりになる3つの機種は?
- まとめ:PICO4の販売終了と今後
PICO4はどこで売ってる?

今からPICO4を探す場合は、新品ではなく中古品市場が主な入手先となります。
PICO4の販売終了に伴い、2025年現在、新品を正規ルートで購入することは非常に困難になっています。
前述の通り、公式サイトやAmazonのPICOストア、ヨドバシカメラやビックカメラといった大手家電量販店のオンラインストアでは「販売終了」や「生産完了」「在庫切れ」と表示されており、新品の流通は停止しています。
店舗によっては、ごく稀に店頭在庫が残っている可能性もゼロではありませんが、全国的に探し回る必要があり、現実的ではありません。
PICO4の中古品購入はアリ?

価格を抑えてPICO4を入手したい場合、中古品の購入は一つの選択肢になりますが、注意すべき点があります。
フリマアプリ(メルカリやラクマなど)や、イオシス、じゃんぱらといった中古専門ショップなどで探せば、PICO4本体を見つけることは可能です。
ただし、中古品の購入にはいくつかの注意点があります。
最も懸念されるのは、内蔵バッテリーの消耗度です。VRヘッドセットは比較的バッテリーの消耗が早いため、どの程度使用された個体なのかを事前に確認することが望ましいです。
また、レンズに傷がないか、コントローラーの動作は正常か、といった点も確認が必要です。当然ながらメーカーの保証は切れているため、故障した際のリスクも考慮しなくてはなりません。
安価に入手できる可能性はありますが、これらのリスクを理解した上で、信頼できる出品者やショップから購入するかどうかを慎重に判断することが大切です。
PICO4の代わりになる3つの機種は?

PICO4の販売終了を受け、代わりとなる最新機種を探す場合、選択肢は主に3つ考えられます。
それは、PICO4の純粋な後継機、最大のライバル機、そしてコストパフォーマンスを重視した廉価版モデルです。
-
- PICOからの正統進化である「PICO 4 Ultra」
- 豊富なアプリと高いMR性能を持つ「Meta Quest 3」
- Quest 3の価格を抑えたモデルである「Meta Quest 3S」
これらの機種は、それぞれ特徴や価格帯が異なります。ご自身の予算や、VR/MR体験に何を一番求めるか(ゲームの多さ、装着感、MR性能など)によって、最適な選択が変わってきます。
代替候補:Meta Quest 3
PICO4の代替として最も有力な候補の一つが「Meta Quest 3」です。
Meta Quest 3は、PICO 4 Ultraと同世代のSnapdragon XR2 Gen 2を搭載し、非常に高性能なMR(複合現実)体験を提供します。
Quest 3の最大の強みは、なんといっても圧倒的に豊富なアプリストア(Meta Questストア)です。人気のVRゲームやフィットネスアプリ、クリエイティブツールなど、多彩なコンテンツを楽しみたい場合には最適な選択肢となります。
PICO 4 Ultraと比較した場合、装着感や前後の重量バランスはPICO 4 Ultraに軍配が上がることが多いですが、コンテンツの充実度とMR性能のバランスではQuest 3が優位です。

VRゲームやVRChatなど、多様な体験を最重要視するならば、Meta Quest 3はPICO4の代わりとして非常に満足度の高い選択となります。
代替候補:Meta Quest 3S
コストパフォーマンスを重視し、価格を抑えて最新のVR/MR体験に触れたい場合には「Meta Quest 3S」も有力な候補です。
Meta Quest 3Sは、上位モデルであるQuest 3と同じSnapdragon XR2 Gen 2プロセッサを搭載しているため、基本的な処理性能は非常に高いレベルにあります。
価格を抑えるために、いくつかの仕様がQuest 3から変更されています。
最も大きな違いはレンズで、Quest 3のパンケーキレンズに対し、Quest 3SではPICO4やQuest 2と同じフレネルレンズが採用されています。また、解像度や視野角もQuest 3よりは控えめなスペックです。
とはいえ、PICO4(販売停止)と比較すればMR機能はフルカラーであり、プロセッサ性能は大幅に上回っています。

PICO4の新品価格(当時49,000円~)に近い価格帯で、最新世代のチップを搭載したデバイスが手に入るという点は大きな魅力です。
代替候補:PICO 4 Ultra
PICO4の快適な装着感や操作感を気に入っていた方には、その後継機である「PICO 4 Ultra」が最適です。
PICO 4 Ultraは、PICO4で好評だった軽量・薄型のデザインと優れた重量バランスを継承しつつ、あらゆる面で性能を大幅に向上させています。
前述の通り、GPU性能の大幅な向上により、より美しいグラフィックが楽しめます。また、高精細なカラーパススルーによるMR体験の進化は大きな魅力です。
さらに、別売りの「PICO Motion Tracker」を使用すれば、手軽に全身の動きをVR内に反映させる「フルトラッキング」に対応できる点も、VRChatユーザーなどにとっては大きなメリットとなります。

PICO4からの正統進化と、より快適な装着感を求める方には、PICO 4 UltraがPICO4の代わりとして最もおすすめできる機種です。
▼PICO4と主な代替候補のスペック比較表
|
項目 |
PICO4 Ultra |
Meta Quest 3 |
Meta Quest 3S |
PICO 4(参考) |
|---|---|---|---|---|
|
プロセッサー |
Snapdragon XR2 Gen 2 |
Snapdragon XR2 Gen 2 |
Snapdragon XR2 Gen 2 |
Snapdragon XR2 Gen1 |
|
価格(税込) |
89,800円 (256GB) |
74,800円 (128GB) |
48,400円 (128GB) |
49,000円 (128GB) |
|
解像度(片目) |
2160×2160 |
2064×2208 |
1832×1920 |
2160×2160 |
|
レンズ |
パンケーキレンズ |
パンケーキレンズ |
フレネルレンズ |
パンケーキレンズ |
|
RAM |
12GB |
8GB |
8GB |
8GB |
|
パススルー |
フルカラー (高精細) |
フルカラー (高精細) |
フルカラー |
フルカラー (低解像度) |
|
イヤホンジャック |
なし |
あり |
なし |
なし |
|
コンテンツ数 |
約100本以上 |
約2000本以上 |
約2000本以上 |
約100本以上 |
|
重量 (合計) |
580g |
515g |
514g |
580g |
※価格やコンテンツ数はデータベース情報(2024-2025年時点)に基づいています。
まとめ:PICO4 販売終了と今後
PICO4の販売終了に関する情報をまとめます。
- PICO4は後継機PICO 4 Ultraの登場により販売終了となった
- 公式ストアや大手家電量販店での新品入手は現在困難
- 販売終了はメーカーの戦略がMR重視へ転換したことも理由
- PICO4は軽量・高解像度・優れた重量バランスで人気の機種だった
- 後継機PICO 4 UltraはGPU性能が約2.5倍に大幅向上
- PICO 4 Ultraは高精細なカラーパススルーMRが大きな強み
- UltraはWi-Fi 7や別売トラッカーによるフルトラにも対応
- PICO4の中古品購入も可能だがバッテリー消耗などに注意が必要
- PICO4の代わりとなる代替機種の選択肢は存在する
- 代替候補①は正統進化と装着感の「PICO 4 Ultra」
- 代替候補②は豊富なアプリとMR性能の「Meta Quest 3」
- 代替候補③は価格を抑えた「Meta Quest 3S」
- ゲームやアプリの多さを重視するならMeta Quest 3が有利
- PICO4の装着感に慣れているならPICO 4 Ultraがおすすめ
- PICO4の販売終了はVR/MR技術の革新に伴う世代交代の結果である

