VRChatを楽しんでいる最中に、突然周りのアバターが見えなくなったり、音声が聞こえなくなったりして戸惑った経験はありませんか。
それは、セーフモードが意図せず有効になったのかもしれません。
このセーフモードとは、本来ユーザーを保護するための便利な機能ですが、勝手に作動してしまったり、いざという時の解除方法やショートカット操作が分からなかったりすると、楽しさが半減してしまいます。
この記事では、VRChatのセーフモードに関するあらゆる疑問を解決します。基本的な機能から、具体的な操作方法分かりやすく解説していきます。
- セーフモードの基本的な機能と役割
- デスクトップとVRでの具体的な操作方法
VRChatのセーフモードの基本機能と使い方
- VRChatのセーフモードとは
- 状況別!セーフモードの起動・解除方法
- ブロック・ミュートとの違い
VRChatのセーフモードとは?
VRChatにおけるセーフモードは、主にユーザーを迷惑行為や技術的なトラブルから保護するための機能です。
これを有効にすると、フレンドに登録していないユーザーの音声が聞こえなくなり、アバターも非表示になります。
この機能の最大の目的は、オーディオやビジュアルによるスパム行為、いわゆる「荒らし」に遭遇した際に、即座に静かで安全な環境を確保することにあります。
例えば、大音量で音楽を流したり、視界を覆うような派手なエフェクトを持つアバターを使ったりするユーザーがいても、セーフモードを起動すれば影響を受けずに済みます。
また、他のユーザーが使用しているアバターの負荷が高すぎて、自分のパソコンやVR機器の動作が不安定になる、フレームレートが著しく低下するといった問題の回避にも役立ちます。

いわば、緊急時に利用する「パニックボタン」のような役割を担っていると考えると分かりやすいです。
ただし、便利な機能である一方、誤って作動させてしまうと、フレンド以外の人との交流が一切できなくなるというデメリットもあります。
ワールドにいる他の人たちと話したいのに、自分だけが孤立しているような状況に陥るため、意図せず有効になった場合は速やかに解除する必要があります。
状況別!セーフモードの起動・解除方法
VRChatのセーフモードを有効にする、あるいは解除する方法は一つだけではありません。
緊急時に素早く対応できるショートカットキーから、メニューを使った確実な操作まで、複数の手段が用意されています。以下の表に、それぞれの方法をまとめました。
操作方法 |
対応モード |
手順 |
---|---|---|
ショートカットキー |
デスクトップモード |
「Shift」キー + 「Esc」キーを同時に押すことで起動と解除を切り替え |
VRモード |
コントローラーの種類によって操作が異なるため、個別の設定を確認 |
|
クイックメニュー |
デスクトップ / VR |
メニュー右下の警告アイコン(パニックボタン)を選択して起動と解除を切り替え |
ローンチパッド |
デスクトップモード |
ゲーム起動前の画面で「セーフモードを有効にする」にチェックを入れて起動 |
ショートカットキーによる操作
デスクトップモードでプレイしている場合、最も迅速な方法がショートカットキーです。
キーボードの「Shift」キーと「Esc」キーを同時に押すだけで、セーフモードのオンとオフを瞬時に切り替えられます。迷惑行為に遭遇した際など、一刻も早く安全を確保したい状況で非常に役立ちます。
クイックメニュー(パニックボタン)による操作
VRモードを含め、どの環境でも確実に操作できるのがクイックメニューを使用する方法です。
メニューを開くと、画面の右下に三角形の警告マークのようなアイコンが表示されます。これを選択するたびにセーフモードの有効・無効が切り替わります。

メニューの隅にあるため誤って押してしまうこともありますが、同じ場所をもう一度押せば元に戻ると覚えておきましょう。
ゲーム起動前のローンチパッド設定
VRChatを起動する際のローンチパッド(ゲーム開始前の設定画面)からも、セーフモードを有効にできます。これは、負荷が高いワールドに最初から安全な状態で入りたい場合などに便利な方法です。
「セーフモードを有効にする」といった趣旨のチェックボックスにあらかじめチェックを入れてからゲームを開始すると、セーフモードがオンの状態でワールドに入ることができます。
ブロック・ミュートとの違い
セーフモードは、特定のユーザーを対象とするブロックやミュートとは異なる役割を持ちます。それぞれの機能の違いを理解することで、状況に応じた適切な対応が可能になります。
セーフモードは、フレンド以外の全ユーザーを一時的に非表示・ミュートにする、広範囲かつ緊急避難的な機能です。一方で、ブロックやミュートは、特定の個人を対象とした恒久的な対策となります。

周囲全体が騒がしい場合や、誰が原因か特定できない不快な状況ではセーフモード、特定のユーザーとの関わりを永続的に断ちたい場合には、ブロック機能を使用するのが適切です。
