VRChatでサブ垢の作り方を探しているけれど、他の人にバレるのではないか、あるいは利用規約に違反しないかと心配になっていませんか。
また、アカウントの切り替えや複数起動の方法、新しいアバターのテストなど、具体的な運用方法についても知りたいことが多いはずです。
この記事では、VRChatのサブアカウントに関するあらゆる疑問に答え、安全かつ快適に楽しむための知識を網羅的に解説します。
- VRChatサブアカウントの具体的な作成手順
- 複数アカウント利用に関する公式の利用規約
- アカウントを安全に管理・運用するための方法
- 便利なツールを使った複数起動やアバターの確認手順
VRChatのサブ垢の作り方 基本手順
このセクションでは、VRChatでサブアカウントを作成する際の基本的な手順と、知っておくべき規約について解説します。
- サブ垢作成には別のメールアドレスが必要
- Gmailのエイリアス機能で効率化
- 複数アカウント利用に関する規約
- なりすましなど利用規約の注意点
サブ垢作成には別のメールアドレスが必要
VRChatでサブアカウントを作成するにあたり、まず必要になるのはメインアカウントとは別のメールアドレスです。
ソーシャルVRサービスでは、基本的に1つのメールアドレスにつき1つのアカウントが紐づけられています。そのため、新しいアカウントを作るには、新しいメールアドレスを用意しなければなりません。
無料で利用できるGmailやYahoo!メールなどのフリーメールサービスで問題なく作成できます。後述する方法を使えば、Gmailのアドレス1つで複数のメールアドレスとして認識させることが可能になるため、効率的な管理を考えるとGmailの利用が推奨されます。
その他、アカウントごとに異なるユーザー名とパスワードを考える必要があります。特にパスワードは、アカウントごとに違うものを設定することがセキュリティ上、非常に大切です。
同じパスワードを使い回すと、万が一どれか一つのアカウント情報が漏洩した際に、他のアカウントも不正アクセスの被害に遭う危険性が高まります。
Gmailのエイリアス機能で効率化
複数のサブアカウントを作りたい場合、その都度新しいメールアドレスを取得するのは手間がかかります。
しかし、Gmailの「エイリアス」という機能を利用すれば、一つのGmailアドレスで複数のVRChatアカウントを登録できるため、管理が非常に簡単になります(参照:予備のメールアドレス(メール エイリアス)を追加または削除する – Google Workspace 管理者 ヘルプ)
Gmailでは、メールアドレスの「@」の前に「.(ピリオド)」を追加したり、「+(プラス)」に続けて任意の文字列を追加したりしても、全て元のアドレスにメールが届く仕組みになっています。
一方で、VRChatを含む多くのウェブサービスでは、これらを別々のメールアドレスとして認識します。
具体的なエイリアスの例
元のメールアドレスが vrchatuser@gmail.com
だとします。
vrchat.user@gmail.com
v.r.chatuser@gmail.com
vrchatuser+sub1@gmail.com
vrchatuser+avatar@gmail.com
これらのアドレスは、VRChat上では全て異なるメールアドレスとして登録できますが、実際に送られてくるメールは全て元の vrchatuser@gmail.com
の受信トレイに届きます。
この方法を活用すれば、アカウントごとにメールアドレスを使い分けつつ、受信管理は一つに集約できるため、非常に効率的です。
複数アカウント利用に関する規約
VRChatでサブアカウントを利用する上で、最も気になるのが利用規約に違反しないかという点だと思われます。
現在のVRChatの利用規約では、一人のユーザーが複数のアカウントを作成すること自体を明確に禁止する項目はありません(参照:Terms of Service — VRChat)
そのため、趣味の範囲で異なるキャラクターを演じ分けたい、ワールドのギミックテストをしたいといった個人的な目的でサブアカウントを作成し、使用することは問題ないと解釈されています。
ただし、これはあくまで規約に違反しない範囲での利用が前提です。他のユーザーへの迷惑行為や、不正な目的での使用は当然ながら許可されていません。
規約は将来的に変更される可能性もあるため、常に公式サイトで最新の利用規約を確認する習慣をつけておくと、より安心してサービスを利用できるでしょう。
なりすましなど利用規約の注意点
複数アカウントの作成自体は禁止されていませんが、その使い方によっては利用規約に抵触する可能性があります。特に注意すべきなのが「なりすまし」と「悪意のある行動」です。
VRChatの規約では、他者になりすます行為や、虚偽の所属を主張することを明確に禁止しています。例えば、特定の個人や団体を騙って活動したり、他人の評判を落とす目的でサブアカウントを使用したりする行為は、重大な規約違反とみなされます。
また、BAN(アカウント停止措置)を回避する目的でサブアカウントを作成することも禁止事項に該当します。
メインアカウントで何らかの問題を起こしてペナルティを受けた後、すぐにサブアカウントで活動を再開するような行為は、サービスの健全な運営を妨げるものとして厳しい対応の対象となります。
サブアカウントは、あくまで良識の範囲内で、VRChatをより楽しむためのツールとして活用することが求められます。
VRChatのサブ垢の作り方と便利な運用術
ここでは、作成したサブアカウントを実際にどのように運用していくか、具体的な方法や便利なツール、そして気になるプライバシーの問題について掘り下げていきます。
- サブ垢を使っているのがバレる?
- ツールを使ったアカウントの切り替え
- VRChatの複数起動は可能か
- 複数起動で自分のアバターを確認
- まとめ:VRChatのサブ垢 作り方と運用のポイント
サブ垢を使っているのがバレる?
【VRChatのサブ垢はバレる??】
動画投稿しました!!
VRChatで「サブ垢や転生はバレる」とたまに聞くんですが、本当がどうか確かめたかったので、実際にサブ垢を作ってみて、果たしてバレるのか検証してきました👀面白いと思うので是非見てください🙌🙌
フルhttps://t.co/us1i5jtl2M pic.twitter.com/bx1ohDPsDo— エンジンかずみ (@Engine_Kazumi) October 14, 2023
サブアカウントを利用していることが、他のユーザーに知られてしまう可能性はゼロではありません。同一人物であると推測される要因はいくつか考えられます。
最も分かりやすいのは「声」です。
ボイスチェンジャーを使用せずに地声で話している場合、声の特徴から同一人物だと気づかれる可能性があります。
逆に、特定のアイデンティティでのみボイスチェンジャーを使う場合でも、親しいフレンドには普段の声との違いから推測されるかもしれません。
また、発言の内容や口癖、行動パターン、好きなワールドの傾向などが似ていると、そこから関係性を疑われることもあります。特に、メインアカウントとサブアカウントで同じコミュニティに所属している場合は、ふとした瞬間に共通点が見つかりやすいでしょう。
これを防ぐためには、サブアカウントではメインアカウントとは異なるキャラクターを意識して演じたり、活動するコミュニティや時間帯を分けたりする工夫が有効です。
また、SNSアカウントなどを紐づけると個人情報から特定される原因になりうるため、連携は慎重に行う必要があります。
ツールを使ったアカウントの切り替え
VRChatで複数のアカウントを運用する際、毎回手動でログアウトとログインを繰り返すのは非常に煩わしいものです。そこで、アカウントの切り替えをスムーズに行うためのツールがいくつか存在します。
代表的なものとして、BOOTHなどで配布されている「VRChatアカウント別起動ショートカット」が挙げられます。これは、アカウントごとに専用の起動ショートカットを作成できるツールです。

それぞれのショートカットに別々のアカウント情報を記憶させておくことで、ダブルクリックするだけで指定したアカウントでVRChatを起動できるようになります。
各種ツールの比較
方法 |
メリット |
デメリット |
---|---|---|
アカウント切り替えツール |
・切り替えがスムーズで早い ・追加の機材や費用が不要 |
・ログインするアカウントを間違える可能性がある ・PCのデータが混在し管理が煩雑になる |
PCのOSを複数インストール |
・OSレベルで環境が分離されるため安全 ・アカウント間違いの事故がほぼ起きない |
・OSの切り替えに再起動が必要 ・設定に手間と知識が求められる |
物理的にPCを分ける |
・最も安全性が高い ・オフラインイベントにも対応しやすい |
・機材コストが最も高くなる ・設置スペースが必要になる |
このように、手軽さを取るか、安全性を取るかによって最適な方法は異なります。自分のプレイスタイルや予算に合わせて、適切な管理方法を選択することが大切です。
VRChatの複数起動は可能か
ワールドの同期ギミックのテストや、撮影用アカウントを同時に操作したいなど、1台のPCでVRChatを複数同時に起動したい場面があります。結論から言うと、これは可能です。
VRChat公式が提供する開発者向けツール「VRChat Creator Companion(VCC)」に含まれる「VRC Quick Launcher」という機能を使えば、複数のVRChatクライアントを同時に起動できます。
このツールは本来、ワールドやアバターの制作者がデバッグをしやすくするためのものですが、一般ユーザーも利用可能です。
VRC Quick Launcherでは「プロファイル」を複数作成し、それぞれに異なるアカウントでログイン情報を保存しておくことができます。
起動したいプロファイルにチェックを入れて「Launch」ボタンを押すだけで、チェックした数だけVRChatが立ち上がります。ウィンドウを自動で整列させる「Auto-layout」機能もあり、複数のクライアントを画面上で管理しやすくなっています。
ただし、この機能を利用するには、起動するクライアントの数だけPCのスペックが求められる点には注意が必要です。
複数起動で自分のアバターを確認
VRChatの複数起動機能は、特に自分のアバターを客観的に確認したい場合に大きな力を発揮します。VRChat内では一人称視点が基本となるため、鏡を使わない限り、自分のアバターが他の人からどう見えているかを正確に把握するのは難しいものです。
しかし、サブアカウントを使って複数起動すれば、一つのクライアントを操作用、もう一つをカメラ用として同じインスタンスに入室させることができます。これにより、メインアカウントのアバターが動いている様子を、サブアカウントの視点から自由に観察できるようになります。
アバターの表情やアニメーションが意図通りに動いているか、特定のポーズを取った際に衣装が破綻していないかなど、細かな部分までチェックが可能です。
アバター改変を頻繁に行う人や、VRChat内での写真撮影・動画撮影にこだわりたい人にとって、この方法は非常に便利なテクニックと言えるでしょう。
ただし、前述の通り、同じインスタンスに複数アカウントで入るには、それぞれ別のアカウントを使用する必要があります。
まとめ:VRChatのサブ垢 作り方と運用のポイント
この記事では、VRChatのサブアカウント作成方法から、バレずに安全に運用するための具体的なテクニックまでを解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。
- サブアカウントの作成はVRChatの規約で禁止されていない
- 作成にはメインアカウントと別のメールアドレスが必要
- Gmailのエイリアス機能を使えばアドレス管理が効率化できる
- アカウントの作成手順は公式サイトから通常通り行う
- なりすましやBAN回避目的での使用は重大な規約違反
- 声や行動パターンからサブアカウントだとバレる可能性がある
- 活動するコミュニティを分けるなどの対策が有効
- アカウントの切り替えには専用ツールが便利
- ツールの利用は手軽だがアカウントを間違えるリスクもある
- 安全性を高めるならOSを分けたりPCを分けたりする方法もある
- VRC Quick Launcherを使えば1台のPCで複数起動が可能
- 複数起動には相応のPCスペックが求められる
- 複数起動は自分のアバターを客観的に確認する際に役立つ
- 同一インスタンスに入るには別々のアカウントが必要
- 利用規約は変更される可能性があるため定期的に確認する